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RESORT 夢達人

 ●タレント・エッセイスト 高見 恭子さん

「転がる石は苔むさず」を信条に
イキイキとお洒落に生きる。


私のテーマはお洒落と言う高見恭子さん。
服装だけでなく心や会話にもお洒落な気持ちを忘れず
イキイキと生きることが信条とか。
その日常は子育てを核としながら、執筆をはじめ、
テレビ、ラジオ、講演、インタビューなど超多忙。
その上、香水アドバイザーの資格をも取得したという
バイタリティーあふれる高見さんに、
新緑の「リゾーピア箱根」へお越しいただきました。
  高見恭子さん
一番素敵なのは子育て。
娘に教えられながら自分も成長しています。

6歳の女の子を楽しくしっかり育てることが、私の一番大切な仕事。

高見恭子さん  子供の頃から絵を描いて文章をつける人(絵本とは違うんですが)になるのが夢でした。やはり父(故・高見順氏=小説家・詩人)を見ていましたから創作ということに憧れていたのでしょうね。
 でも途中からコツコツ文章を書いていてもなかなか本にはできないな、ということがわかったんです。まず自分の名が知られた方が出しやすいのではないかと(笑)。
 14歳の時チャンスが訪れました。お友達がモデルクラブを紹介してくれることになり、まず、モデルとしてスタートしました。その後はお仕事も自然に広がって・・・・。
 母は一人娘の私に二つの望みを持っていました。一つは自立できる強い精神力と経済力をつけて欲しいということ。もう一つは結婚して幸せになって欲しいということ。矛盾しているんですよ。だから私のお仕事がすごく忙しくなって男勝りな感じになった時は、ちょっと複雑な気がしたのでしょう。「私が本当になって欲しかったのは、そんなあなたではなかった」とポツンと言われましたね。
 結婚して一人の娘の母になった今では、その気持ちがよくわかります。現在娘は6歳ですけれど、私も彼女が将来手に職をつけて働く素敵な女性になって欲しいと思う一方で、結婚して良いお母さんになってと思うのです。
 私自身、これまでの一番素敵な仕事が子育てなんですね。これまで20冊以上の本を出しているんですが、やはり子供に巡り会えたことが一番。今、テレビとラジオにゲストに呼んでいただいて、こうしたインタビューをしていただくか、本を書くか、それから呼んでいただければ、女性の生き方やお洒落、元気が出る秘訣などを講演しているのですが、その中で大きな柱となっているのが子育てで、彼女が私を求めるとき、側にいることが何より重要なんです。とは言ってもたいそうなことは何もしていなくて、結果的には私が娘に育てて貰っているのかもしれませんが。
 若い時は夜遊びしたりして不健康な生活もしていましたが、今は何もなければ、8時にはベッドに入り、朝は6時起床。人生の中で今が一番健康的なのかもしれない。これは娘がくれた贈り物だと感謝しています。よく若いお父さん、お母さんが自分たちに合わせて小さな子供連れで夜外出するのを見かけることがありますが、残念だなぁと、思いますね。 
 

8時2分から机に向かって執筆開始、飽きると自宅リゾートで気分転換。

高見恭子さん 8時には娘が学校へ行きます。それから帰宅するまでの2時頃までが私の時間で、娘の勉強机が私の執筆机になります。8時2分に執筆開始。今、机に向かって書けるのがすごく嬉しい。前は床やベッドの上でうつぶせになったり、公園へ行ってベンチに座って書いたり、車の中で書いたりしていました。一時期、クローゼットの中が指定席ということもあったんですよ(笑)。クローゼットの中にペタペタとメモを貼付けて、一心不乱に書く…ちょっと恐いですよね(笑)。
 私は未だに原稿用紙に鉛筆、消しゴムを使っているものですから、削りカスがいっぱい出るんです。だから、「ただいま!」って娘が帰って来てそれを見ると「また私の机を使ったのね。お掃除はして頂戴!」って怒られるんですが(笑)。「何でママは私の机を使うの?自分の机を買えばいいじゃない」とも言われますが、もったいないでしょう。
 娘の机を使い始めた頃のことですが、どうしたことか、夢のある原稿が書けないんですよ。そのうちハッと気づきました。机の前は時間割や今日やることなど、全部学校のことばかりなんですね。だからロマンチックな気分になれなかった。
 それで雑誌から気に入った写真や絵を切り抜いてファイルしておき、仕事に入る前に取り出して壁一面に貼るんです。そうするとだんだんロマンチックな感じになってきて、うまく筆が進むんですね。そしてず〜っと書き続けていて飽きると「自宅リゾート」で気分転換。狭いんですがベランダにちょっと緑を置いて友人からいただいた椅子とテーブルをセッティングしてフレーバーティーを愉しんだり日光浴をしたり。景色は目黒区ですけれど雰囲気はかなりリゾート気分です(笑)。
 

いつかはホテルに滞在して執筆したい、
でもそれが実現するのも淋しい気分。

高見恭子さん 娘が生まれてからのこの5年間は、彼女と離れてリゾートへ出かけたことはなかったのですが、昨年、初めて娘を夫に託して、週末の3日間、モデル時代からの気の置けない友人とグアム島へ行って来ました。グアムでは少しグレードの高いホテルに宿泊して、昼間は泳いで夜は美味しい物をいただいて、おしゃべりをしてと、それはすごく楽しかった。
 私は殆どいつも次の本の構想を練っているから、人と話をしたり異なった景色を見たりすることは、とても大切なことなんです。にもかかわらずここ5年間はちょっとそういうことに遠ざかっていましたね。
 今日はお仕事とはいえ、こうして箱根へ来られてとても新鮮な気分。濃い緑に包まれて快適です。先ほど歩いている時にホーホケキョって鳴き声を聞きました。娘が大きくなって私を必要としなくなったら・・・・それも淋しいなぁ・・・・こんなホテル(リゾーピア箱根)に2カ月くらい滞在して執筆したいな、と思います。
 家族旅行では一昨年沖縄へ行きました。夫が沖縄のホテルで会合があったのでそれについて行ったのです。
 昼間は娘と二人でプールへ行って泳いで、夕方夫の仕事が終わると合流してお食事をしたり・・・・。夫もすごく楽しそうで「また行こうね」と言っていましたけれど、忙しいからなかなか実現しませんね。
 ホテルでは、ラッフルズやシンガポールのマンダリンなど、豪華で至れり尽くせりのホテルもすごく楽しいですけれど、素朴な田舎のコテージも好きです。
 実は心の中でもう一度行きたいと思っている所があるんです。そこは撮影で行ったオーストラリアの小さな村にある小さなコテージ。見渡す限りの草原の中にあり、全部で8〜10棟しかないんです。
高見恭子さん はじめに都会の方を回っていて比較的大きなホテルに泊まっていましたので、そこへ着いた時は「え?何」という感じでした。部屋のドアを開けるとベッドと木のテーブルとシャワーがあるだけ。テレビも時計もない。でも、夜になって戸外に置いてあったテーブルの周りにみんなが集まっておしゃべりしてリラックスして、眠くなったら「お休み」と言って自分の部屋へ帰って寝る。朝は「ロケ、出かけるよ〜!」と声をかければそれでオーケー。結果的には一番気分が解放され、大自然の中で大きなエナジーを感じました。
 有名なリゾートホテルで優雅に過ごすのも好きですが、、そういう草原の中にある素朴なホテルも好きです。そんなホテルの両方に泊まって、どちらにもそれぞれ素晴らしさがあるという感覚が体験できればいいですね。
 

[プロフィール]

高見 恭子さん
プロフィール 東京都生まれ。作家・高見順(故人)の一人娘。モデルを経て、現在はテレビ、ラジオで活躍中。お洒落なファッションやライフスタイルに関する講演や執筆も行っている。著書に「私は恋愛と悲しみの境を知らない」(扶桑社)、「Blue」(マガジンハウス)、「マザーズ・ライフスタイル」(PHP研究所)、「おしゃれ生活ルール」(NHKベストセラーズ)など多数。

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