自転車の車道通行について |
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※2011年10月25日警察庁は、通達によって「自転車は原則として車道を通行する」ことを徹底する方針を明確にしました。自転車の歩道通行に制限を掛けると共に、今までの自動車優先の道路を、自転車道との共存へと方向転換する模様です。 |
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警察庁が「自転車は原則として車道を通行」せよと通知する目的は、弱者である歩行者を保護するものですが、ここ数年、なかなか減少しない自転車事故に対する対策も含まれていると考えられます。ここ10年間で、交通事故は1年間に22万1千件も減少しました。ところが自転車事故は?と言うと、2万3千の減少に止まっています。その結果、交通事故全体に占める自転車事故の割合が徐々に高くなるという現象が起きています。更に、自転車が第1当事者(事故における過失の重い者)になった事故に限定すると、ここ10年間で6倍以上にも増えているそうです。 要するに、自転車運転者の交通違反が、目立つ状況になっている訳です。昨年11月、大阪地裁であった判決は記憶に |
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新しいと思いますが、無謀な運転で交通事故が起きた場合、自転車運転であろうとも裁判で負けることになります。この事故は、昨年5月、交通ルールを無視して道路を横断しようとした自転車を避けようと、自動車が急な車線変更を行い、その自動車を避けようとしたタンクローリーが歩道に乗り上げ、2人が死亡した交通事故です。
裁判では、「著しく注意を欠いた危険、身勝手な行為で事故を誘発し、重大な結果を生じさせており、刑事責任は相当重い」として禁錮2年(求刑・禁錮3年6月)の実刑が下されました。自動車とタンクローリーの運転手は、自動車運転過失致死などで一旦逮捕されましたが、犯罪の嫌疑が不十分として不起訴処分になっています。 恐らく会員様は、禁固刑を受けた自転車運転者と似たような運転を行う人達を、頻繁に見ているのではないでしょうか?自転車の運転マナーを59.1%の人が「かなり悪い」と感じており、33.7%の人も「やや悪い」と思っています。「概ね良い」を選んだ方は、6.7%しかありませんでした。 大半の方々が、自転車運転のマナーが悪いと考えています。歩行中に自転車運転に危険な目に合わされたり、信号無視などの無謀運転をしている人を見かけたりしている方が多いのでしょう。免許が必要でないだけに、交通ルールを知識として覚えることが疎かになっています。また、取締りが厳しくないために、無謀運転が許される状況になっているのも問題です。 年齢別では、各年代とも選択肢の選び方に大差はありませんが、70歳以上で「概ね良い」を選んだ方は、1人もいらっしゃいませんでした。高い年齢層ほど、運動能力の関係から、危険な自転車運転を避けることが容易ではなくなり、危険と感じる度合いが多くなるのではないかと思われます。 |
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自転車の交通ルールを「良く知っている」方は、13.6%と少数でしたが、「概ね知っている」方が、47.4%あり、知っているほうのグループが6割を超えました。一方知らないほうのグループは、「ほとんど知らない」方が6.4%、「あまり知らない」方が32.6%で、合計39%でした。この数字は多いのでしょうか? 自転車には、ほとんど乗らないという方が多いのであれば、交通ルールを知らなくても良いとも言えるかも知れませんが、歩道や横断歩道を歩行中に、自転車事故の被害者になる可能性があります。また、大人として、子供や孫などに注意できないのも問題のような気がします。やはり知っておいた方が良いのではないでしょうか。 |
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基本的に、自転車は軽車両ですので、自動車と同じ道路交通法のもとに運転しなければなりません。しかし、自転車独自の規則もありますので、注意が必要です。参考にまで、自転車運転の基本規則を表記します。 1.道路の左側通行(車道通行が原則。通行可能な歩道の走行時は、歩道の車道寄り) 2.信号や標識を守る(違反は、懲役又は罰金刑) 3.交差点の右折方法が異なる(信号に従い一旦交差点の向こう側の角まで直進。次に右折する側の信号に従い向こう側へ直進) 4.歩道を走る場合は徐行(歩行者の安全に注意し歩行者の近くでは徐行運転。危険時は一時停止) 5.夜間ライトの点灯(夜間走行時やトンネルなど暗い時は、ライトを付ける) 6.手放し運転の禁止(手信号の合図をする以外は、片手や手放し運転をせず確実にハンドル操作を行う。携帯電話を使用しながら、傘を差しながらの運転は不可) 7.酒気帯び飲酒運転の禁止(2年以下懲役又は10万円以下の罰金刑) 8.2人乗り禁止(但し、16歳以上の者が幼児用乗車装置に6歳未満の者1人を乗車させる場合と、4歳未満の者を背負い、ひも等で確実にしばっている場合は許可される) ※いずれの違反も、3ヶ月以下から2年以下の懲役、又は2万円〜10万円の罰金が課されます。ちなみに、「ゆず」の「夏色」の歌詞のように2人乗りをすると、2万円以下の罰金です。 ※詳細は、分かり易くまとめてある警視庁のホームページ「自転車の交通ルール&マナー」をご確認ください。 この質問では、男女の回答にかなり大きな差が出ています。 知っているほうグループは、男性の方が多く、知らないほうグループでは女性の方が多いのです。例えば「あまり知らない」と回答した方は、男性が28.0%に対し女性は、41.5%とかなりの差がでています。 また、「良く知っている」では、男性16.1%に対し、女性は8.9%と少数です。日本には、ママちゃりという世界的にも珍しい種類の自転車があり、多くの主婦が利用しています。是非とも、ルールを理解した上で運転して、事故やトラブルに巻き込まれないようにして欲しいと思います。 |
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歩道の自転車通行可について、どう思いますか?1つお選びください。 |
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交通事故が年々増加していた時代、警察は危険だから「自転車は歩道を走れ」と指導を行っていました。そして、とうとう1978年には例外として自転車の歩道走行を認める道路交通法の改正を行いました。
すると、この改定以降、自転車は歩道を走ることが、当然と見なされ、長い年月の中で、改定前を知らない若い人達は、最初から自転車は歩道を走るものと認識するようになっています。そこで頻発するようになった自転車と歩行者の交通事故。自動車事故の件数が減ってきているため、減らない自転車の交通事故の比率が、高くなっているという背景があります。 そんな中、やはり全体的に自転車運転が危ないと感じている方は多いらしく、61.6%の方が「制限を強化すべき」と考えて |
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います。「原則禁止すべき」と言う強い意見の方も17.0%いらっしゃいます。恐らくここには、無謀な自転車運転に恐い目にあったという方が含まれて入るのではないでしょうか? しかしながら、歩道を追い出された自転車が、すぐさま車道を走るようになれるかと言うとそうではありません。車がビュンビュン走る車道で自転車を漕ぐには、かなりの恐怖と戦わなければなりません。運が悪いと車に跳ねられます。車に跳ねられて大怪我なんて言う目に合いたくないものです。一方、自動車運転者側も、自転車を避けるために危ない思いをするでしょう。今度は、自転車と自動者との事故が増えるのではないかと考える人が少なくありません。要するに、現状では、自転車が安全に車道を走れる環境になっていないのです。例え歩行者の立場であろうとも、このような状況下では、「現状のままで良い」(17.0%)と考えてしまうのも無理はないと思います。 ところで、自転車の歩道走行に対して、厳しい目をお持ちなのは男性でしょうか?女性でしょうか?「制限を強化すべき」を選んだ男性が、59.3%に対し、女性はやや多い65.9%。「現状のままで良い」を選んだ男性は、21.2%に対し女性は8.9%でした。女性の方がやや厳しい意見をお持ちです。 |
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長きに渡る自動車優先の道路行政のツケでしょう。自転車が歩道から車道に出た場合に必要とされる「自転車専用レーン」の整備は、どこも進んでいないようです。「かなり進んでいる」と回答された方は、僅か0.3%に過ぎません。「ほとんど進んでいない」(62.4%)又は「あまり進んでいない」(29.2%)との回答が、9割以上を占めました。 昨年の東日本大震災の際、都心では大量の帰宅難民が発生しました。電車がストップし、車で帰ろうとした方々が一度に道路に流れ込み、大渋滞が起きたからです。このような大規模災害時では、車の能力は、ほとんど発揮できません。大渋滞を尻目に、素早く移動できた方々は、自転車やオートバイに乗った方々でした。 |
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| 阪神淡路大震災時にもそうでしたが、自転車は災害時に強い乗り物であると、改めて認識されることとなりました。また、排気ガスが発生しないエコな乗り物との観点から、近年熱い視線を浴びるようになっています。このように自転車を見直す時代になってきているのにもかかわらず、自転車が安全に走れる環境がないことや、自転車運転者の無謀運転が横行しているのは、非常に残念なことです。 しかしながら、警察庁の通達は、まだ最近出たばかり。道路や国民の意識を変えるには、時間がかかります。自転車の車道走行を実現するするために、車線を減らして自転車専用レーンを作ることやパーキングメーターを撤去して自転車道の整備をすることも通達に明記されているそうですので、今後の警察庁の動きに注目する必要がありそうです。 次ページの質問5の結果で明らかになりますが、自転車で車道を走ることに、多くの方が危険や恐怖を感じています。自転車専用レーンの整備は、そう簡単には進みませんので、警察庁は、まず自動車運転のマナー向上や交通規則の遵守に力を注いで欲しいものです。特に通行を妨げる路上駐車は、自転車の恐怖の種になります。車道を走れと言うなら、違法な障害物は取り除かなければなりません。今後、駐停車違反の取締りが強化されるようになるのではないかと思われるます。 |
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